統合失調症と診断されてから、日常生活の中で「ついやってしまうこと」がいくつかあります。それは自分でも気づかないうちに繰り返していることが多く、後から振り返って「またやってしまった」と思うことも少なくありません。
まず一つ目は、周囲の音や視線が気になりすぎることです。特に人混みの中では、誰かが自分のことを話しているのではないか、笑われているのではないかと感じてしまいます。実際には関係のない会話でも、自分に向けられているように思えて、つい耳を澄ませたり、不安になったりしてしまいます。その結果、人混みを避けるようになり、外出が億劫になることもあります。
二つ目は、考えすぎてしまうことです。何気ない出来事でも、自分の中で深く考え込んでしまい、頭の中で何度も繰り返してしまいます。例えば、誰かが少し冷たい態度を取ったとき、「自分が何か悪いことをしたのではないか」と考え込み、相手の言葉や表情を思い返しては不安になります。この考えが膨らみすぎると、眠れなくなったり、食欲がなくなったりすることもあります。
三つ目は、独り言をつぶやいてしまうことです。特に家の中では、自分の思考を整理するために言葉に出してしまうことがあります。ときには、過去の出来事を思い出して、そのときの会話を再現することもあります。家族や友人に指摘されて気づくこともありますが、気がつけばまた独り言を言ってしまっています。
最後に、過剰にメモを取ることです。忘れるのが怖くて、思いついたことをすぐにメモに書き留める癖があります。スケジュール帳やスマホのメモ機能、付箋など、あちこちにメモが増えていきます。後から見返すと、意味のわからないメモが増えていることもあり、自分でも苦笑いしてしまうことがあります。
統合失調症の症状や傾向は人それぞれですが、わたしがついやってしまうことは、こうした「気にしすぎること」「考えすぎること」「独り言」「メモ魔」といった行動です。でも、これが自分の特性であり、少しずつ付き合い方を学んでいるところです。焦らず、自分のペースで向き合っていきたいと思っています。
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