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精神障害者保健福祉手帳3級をもらって良かったこと

私は数年前から精神的な不調を抱えていて、日常生活のいろんな場面で苦労することがありました。病院に通ってお薬を飲みながら何とかやっていましたが、正直「普通に働いて、普通に生活する」ってすごく難しくて…。そんなとき、主治医の先生から「精神障害者保健福祉手帳」のことを教えてもらいました。最初はちょっと抵抗があったし、「自分は本当に手帳をもらうべきなの?」って迷ったけど、申請してみたら意外とメリットがたくさんあって、今では「取得して良かった」と心から思っています。

今回は、私が精神障害者保健福祉手帳3級を取得して良かったことを、同じように迷っている人のためにまとめてみました。


目次

1. 税金の負担が減る

手帳を取得してまず驚いたのが、住民税や所得税の控除があることでした。正直、税金のことってあまり詳しくなかったんだけど、役所で聞いてみたら「障害者控除」というものがあって、3級でも適用されるとのこと。私はフルタイムで働くのが難しく、収入もそこまで多くないので、税金が少しでも軽減されるのはすごく助かりました。

住民税が非課税になるわけではないけど、負担が軽くなるだけでも精神的なプレッシャーが減った気がします。お金のことってメンタルに直結するので、ちょっとしたことでも大きなメリットだと感じました。


2. 公共料金の割引が受けられる

私は一人暮らしをしているので、毎月の光熱費って結構気になるところ。でも、手帳を持っていると自治体によっては「水道料金の減免」があったり、電車の割引があったりするんです。

特に、携帯料金の割引はすごくありがたかったです。私は大手キャリアを使っているんですが、手帳を提示すると「ハートフレンド割引」というサービスが適用されて、基本料金が安くなりました。月々の固定費が抑えられるのは本当に助かるし、「手帳を持ってるからこそ得られる恩恵」っていうのを実感しました。


3. 仕事の選択肢が広がる

私は手帳を取得する前、一般雇用で働いていたけど、体調が安定しなくてなかなか続けられませんでした。休みがちになると「職場に迷惑をかけているんじゃないか…」と罪悪感がすごくて、余計に精神的に追い詰められてしまって…。

でも、手帳を取得したことで「障害者雇用」という選択肢が増えました。障害者雇用枠の求人って、一般枠よりも配慮があるところが多くて、無理のない働き方ができることが多いんです。私はまだ転職していないけど、「いざというときは障害者雇用も視野に入れられる」と思えるだけで、少し気持ちが楽になりました。


4. 周囲に理解してもらいやすくなる

手帳を持つことで、「私はこういう事情を抱えている」ということを周囲に伝えやすくなりました。もちろん、手帳を持っていることを言うかどうかは自分次第なんだけど、「配慮が必要です」と伝えるときの根拠になるのがすごく心強いです。

例えば、私はどうしても朝が苦手で、一般的なフルタイム勤務が厳しいんです。でも、「精神障害者保健福祉手帳を持っています」と伝えることで、勤務時間を調整してもらいやすくなったり、無理のない範囲で仕事ができるようになったりしました。

「甘え」だと思われるのが怖くてなかなか言えなかったけど、手帳があることで「これは必要な配慮なんだ」と自分でも納得できるようになりました。


5. 精神的な安心感が得られる

手帳を取得して一番大きかったのは、「自分は社会に認められている」という安心感が得られたことです。

それまでは「自分はただの怠け者なんじゃないか」「もっと頑張らなきゃいけないのに、なんでできないんだろう」って、自分を責め続けていました。でも、手帳をもらうことで「ちゃんと診断を受けて、必要なサポートを受ける資格がある」と実感できました。

もちろん、手帳を持っているからといってすべての悩みが解決するわけじゃないけど、「私はこれでいいんだ」と思えるようになったのは大きな変化でした。


6. 交通機関の割引が受けられる

自治体によっては、バスや電車の割引があることも。私はあまり外に出るのが得意じゃなくて、特に混雑した電車に乗るのがすごく苦手なんですが、手帳を持っているとタクシー料金の助成が受けられる地域もあります。

「今日はちょっと調子が悪いな」と思ったときに、無理して電車に乗らずにタクシーを使えるのはすごく助かりました。移動のストレスが減るだけで、外に出るハードルがちょっと下がった気がします。


7. 将来への不安が少し減る

精神的な不調を抱えていると、将来のことを考えるのがすごく怖くなります。「この先ずっと働けるのかな?」「収入が不安定になったらどうしよう?」って、考えれば考えるほど不安になってしまうんですよね。

でも、手帳を持っていることで「いざというときのセーフティネットがある」と思えるようになりました。例えば、障害者雇用の枠で働く道もあるし、将来的に障害年金を申請する選択肢も考えられる。

「今すぐに何かが変わるわけじゃないけど、少しでも安心材料が増えた」っていうのは、精神的にすごく大きなメリットでした。


まとめ

精神障害者保健福祉手帳3級を取得することに、最初は抵抗があったけど、今では「取得して本当に良かった」と思っています。税金の控除や公共料金の割引、仕事の選択肢が増えること、そして何より精神的な安心感が得られたことが大きかったです。

もし、「手帳を申請しようか迷っている」「取得するメリットがあるのか不安」という人がいたら、ぜひ一度、役所や病院の先生に相談してみてほしいです。自分に合ったサポートを受けることで、少しでも生きやすくなるかもしれません。

私はこれからも、手帳をうまく活用しながら、自分のペースで無理せず生きていこうと思います。





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