私はずっと「普通にならなきゃ」と思い続けて生きてきました。
外に出るとき、周りの目が気になって、「ちゃんと普通に見えてるかな?」ってすごく意識してしまう。そうすると、逆にぎこちない動きになったり、挙動不審になったりしてしまって、「あぁ、また変なふうに思われたかも」って落ち込むんです。
特に電車の中とか、お店でレジに並んでいるときとか、何気ない日常の場面で緊張してしまうことが多くて。周りの人はみんな自然に振る舞っているのに、私だけが浮いているような気がしてしまうんです。
「普通になりたい」って思えば思うほど、自分が普通じゃないって認めてしまうみたいで苦しくなって。そういう自分が嫌で、ますます「ちゃんとしなきゃ」って頑張るんだけど、うまくいかない。そんな悪循環の中にずっといました。
でも最近、ちょっと考え方を変えてみたんです。
「普通じゃなくていいじゃん」って。
そもそも「普通」ってなんだろう? 誰が決めたの? って思ったら、なんだか少し肩の力が抜けました。
それに、私が勝手に「周りから浮いている」と思っているだけで、実際にはそんなに気にされていないのかもしれない。みんな、自分のことで精一杯で、私のことなんていちいち見ていないんじゃないかなって。
そう考えるようになってから、不思議と気持ちが楽になりました。
例えば、コンビニのレジでお釣りをもらうとき、手が震えてしまうことがあるんです。以前だったら「なんでこんなに緊張しちゃうんだろう」「変だと思われたらどうしよう」って焦っていたけど、今は「まぁ、手が震えるのも私だしな」って思えるようになりました。
それだけで、心の負担がぐっと軽くなった気がします。
完璧に「普通」を装わなくてもいい。むしろ、自分らしくいたほうが楽しいんじゃないかって。
もちろん、まだまだ不安になることもあります。
でも、「普通でいなきゃ」と思って苦しくなるより、「普通じゃなくてもいい」と思えるほうが、ずっと生きやすい気がするんです。
もし、私と同じように「普通でいなきゃ」と頑張りすぎてしまっている人がいたら、ちょっとだけ肩の力を抜いてみてほしいな。
普通じゃなくていい。自分らしくいられることのほうが、きっと素敵だから。
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